“げきど”の漢字の書き方と例文
語句割合
激怒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柔和さうに見えた小六郎が、打つて變つた激怒げきどに身を顫はせて、一刀の鯉口こひぐちをきつて詰め寄るのでした。
信一郎は、平手で真向から顔を、ピシャリと、たたかれたような侮辱を感じた。もし、相手が女性でなかったら、立ち上りざま殴り付けてでもやりたいような激怒げきどを感じた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、きゅうひと院長いんちょうだとわかったので、かれ全身ぜんしんいかりふるわして、寐床ねどこから飛上とびあがり、真赤まっかになって、激怒げきどして、病室びょうしつ真中まんなかはし突立つったった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)