“げか”の漢字の書き方と例文
語句割合
外科100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日外科げかは大進歩をとげ、人体を縫合ぬいあわせ、神経をつなぎ、そのあとで高圧電気を、ごく短い時間、パチパチッと人体にかけることによって、百人中九十五人まで生き返らせることが出来る。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
このむらには、専門せんもん医者いしゃがありませんでした。内科ないか外科げかねたたよりげないものしかなかったので、治療ちりょうにも無理むりがあったか、正吉しょうきちれた右脚みぎあしは、ついにもとのごとく、びずにしまいました。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほとんど半身、外科げかの手当に繃帯ほうたいされている病人は、夏の夜の寝苦しさと、傷の激痛にうめきを太く、時折ときおり白い床の上にうつつの身をもがいていた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)