“けんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
検束66.7%
健足33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叛乱兵は、一二の下士官をのぞき、二十九日の午後それぞれ原隊に復帰し、首謀者しゅぼうしゃ将校のうち数名は自決、その他は検束けんそくされて、ともかくも事件はいちおう終わったのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「しかし、その奇妙な臓器紛失が、検束けんそくされていた僕たち社員を救ってくれることになった、僕たちが手を下したものでないことが、その奇妙な犯罪から、逆に証明されたのだ」
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
此時は里人さとひと幾十人をやとひ、かんじきすかりにてみち蹈開ふみひらかあとしたがつゆく也。此ものいり幾緡いくさしの銭をつひやすゆゑとぼしきたび人は人のみちをひらかすをまちむなしく時をうつすもあり。健足けんそく飛脚ひきやくといへども雪みちゆくは一日二三里にすぎず。