“けいぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閨技50.0%
経義16.7%
荊岐16.7%
閨戯16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kama Sutra や Ananga Ranga にでてくるような、閨技けいぎ秘奥ひおうや交合の姿態などを細密に説いて、旦那マスターがたをよろこばせ、若い夫人たちの顔をあかくするのを
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
筑前ちくぜん亀井かめい先生なども朱子学を取らずに経義けいぎに一説を立てたと云うから、そのりゅうを汲む人々は何だか山陽流を面白く思わぬのでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
白石の塾に居て漢書は如何いかなるものをよんだかと申すと、経書けいしょを専らにして論語、孟子は勿論もちろん、すべて経義けいぎの研究をつと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さてまた隅田川を説きながら語次横にれて枝路に入ること多きは、これまた黄序こうじよに言ひけん如く、伊洛いらくを談ずるものは必ず熊外ゆうがいを連ね、漆沮しつしよを語るものは遂に荊岐けいぎに及ぶ
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
道誉がまだ“ほうきかみさま”でない初心うぶな少年の日に早くも枕席にはべって初めての閨戯けいぎをお教えしたものと、みずからそれを光栄にしているおんなで——いまでこそは
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)