経義けいぎ)” の例文
筑前ちくぜん亀井かめい先生なども朱子学を取らずに経義けいぎに一説を立てたと云うから、そのりゅうを汲む人々は何だか山陽流を面白く思わぬのでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
白石の塾に居て漢書は如何いかなるものをよんだかと申すと、経書けいしょを専らにして論語、孟子は勿論もちろん、すべて経義けいぎの研究をつと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
左国史漢は勿論もちろん、詩経、書経のような経義けいぎでも、又は老子荘子のような妙な面白いものでも、先生の講義を聞き又自分に研究しました。是れは豊前ぶぜん中津なかつの大儒白石しらいし先生のたまものである。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)