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くわゐ
ふりがな文庫
“くわゐ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
慈姑
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慈姑
(逆引き)
八百屋の店に
慈姑
(
くわゐ
)
がすこし。慈姑の皮の色は上品だなあ。古い
泥七宝
(
でいしつぱう
)
の青に似てゐる。あの慈姑を買はうかしら。譃をつけ。買ふ気のないことは知つてゐる癖に。
春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
田
(
た
)
がそろ/\と
耕
(
たがや
)
されるやうに
成
(
なつ
)
た。
子供等
(
こどもら
)
は
又
(
また
)
一
(
ひと
)
つ/\の
塊
(
かたまり
)
に
耕
(
たがや
)
された
田
(
た
)
を
渡
(
わた
)
つて、
其
(
その
)
塊
(
かたまり
)
の
上
(
うへ
)
を
辷
(
すべ
)
りながら
越
(
こ
)
えながら、
極
(
きは
)
めて
小
(
ちひ
)
さい
慈姑
(
くわゐ
)
のやうなゑぐの
根
(
ね
)
をとつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
徳庵先生は、
鐵拐仙人
(
てつかいせんにん
)
のやうな長い息を吐くのです。
慈姑
(
くわゐ
)
の取手に
山羊髯
(
やぎひげ
)
、それも
胡麻鹽
(
ごましほ
)
になつて、世に古りた姿ですが、昔は斯ういふ醫者が信用されました。平次が默つて後を
促
(
うな
)
がすと
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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(10作品)
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