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『春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる』
ふりがな文庫
『
春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる
(
はるのひのさしたおうらいをぶらぶらひとりあるいている
)
』
春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる。向うから来るのは屋根屋の親かた。屋根屋の親かたもこの節は紺の背広に中折帽をかぶり、ゴムか何かの長靴をはいてゐる。それにしても大きい長靴だなあ。膝——どころではない。腿も半分がたは隠れてゐる。ああ云 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尤
(
もつと
)
慈姑
(
くわゐ
)
山雀
(
やまがら
)
枝垂
(
しだ
)