“くるしさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦悩50.0%
苦痛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところこの九月でした、僕は余りの苦悩くるしさに平常ほとん酒杯さかずきを手にせぬ僕が、里子のとめるのもきかず飲めるだけ飲み、居間の中央に大の字になって居ると、なんと思ったか
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
背後うしろから押される苦痛くるしさに、源は人を分けて特別席の幕外へ出ました。殿下はまた熱心に馬を見給う御様子。参事官なぞは最早もう飽果てて、八つが岳の裾に展がる西原の牧場を望んでおりました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)