“くぼち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窪地78.6%
凹地21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝等窪地くぼちにくだりてかの衆と倶にあらんより、この高臺パルツオにありて彼等を見なば却つてよくその姿と顏を認むるをえむ 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
深い雪のなかを探し回っているうち、丘と丘の間の窪地くぼちに出た。見ると、そこの雪の吹きだまりから水蒸気が立ちのぼっている。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
高山こうざんにはよくさういふ凹地くぼちみづたゝへて、ときには沼地ぬまちかたちづくり、附近ふきんいはあひだゆきをためてゐたりするところがあります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
もう、凹地くぼちの家には水が出たらしく、あわただしく叫びかわす人声と、提灯の灯とが、物ものしく、闇黒やみに交錯していた。
あの顔 (新字新仮名) / 林不忘(著)