“くびかせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クビカセ
語句割合
首枷77.8%
首械16.7%
首桎5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李万りまん張千ちょうせんも仰天して、宋江の首枷くびかせなどは手にかかえ、窓を破ってころげ出した。あとはしばらく無我夢中といっていい三つの影。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歳暮せいぼにはなにほどくださりますかと、あさより寢込ねこみてちゝかへりをちしは此金これなり、は三がい首械くびかせといへど、まこと放蕩のらおやばかり不幸ふかうなるは
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
葉子に取って、この最後の機会をも破り捨てようというのはさすがに容易ではなかった。木村といふ首桎くびかせを受けないでは生活の保障が絶え果てなければならないのだから。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)