“李万”の読み方と例文
読み方割合
りまん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李万りまん張千ちょうせんも仰天して、宋江の首枷くびかせなどは手にかかえ、窓を破ってころげ出した。あとはしばらく無我夢中といっていい三つの影。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ちょうどひるどきですから、わしはかまわぬが」と、端公たんこうたちにはかると、李万りまん、張千ももとより異議はない顔つき。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
端公のひとり李万りまんが、地主屋敷の門を叩いて家の老主人なる者に会い「——はるばる山東さんとうの役署から、流刑の罪人をつれて、江州こうしゅうへ行く途中のものですが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)