“りまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
李万50.0%
鯉鰻50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李万りまん張千ちょうせんも仰天して、宋江の首枷くびかせなどは手にかかえ、窓を破ってころげ出した。あとはしばらく無我夢中といっていい三つの影。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ちょうどひるどきですから、わしはかまわぬが」と、端公たんこうたちにはかると、李万りまん、張千ももとより異議はない顔つき。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
端公のひとり李万りまんが、地主屋敷の門を叩いて家の老主人なる者に会い「——はるばる山東さんとうの役署から、流刑の罪人をつれて、江州こうしゅうへ行く途中のものですが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上都会に近い静岡県下の養魚場が発達して、交通の便を利用して、鯉鰻りまんを供給するので、鼎造の商会は産魚の販売にも苦戦を免れなかった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)