“くじやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
孔雀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあなんにも出來できないの。ほんとにあんたはうぐひすのやうなこゑもないし、孔雀くじやくのやうなうつくしいはねももたないんだね」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
ある学者の報告によると、その男の飼つてゐた一羽の孔雀くじやくは、どうかすると鶏小舎とりごやのなかへ忍び込んで、おめかしやの雄鶏をんどりあとをせつせと追ひ廻したさうだ。
あるからすおのれが人物を驕慢けうまんし、孔雀くじやくの羽根を見つけて此処かしこにまとひ、爾余じよ諸鳥しよてうをば大きにいやしめ、わがうへはあるまじいと飛び廻れば、諸鳥安からず思ひ
孔雀 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)