“きりつぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桐壺93.3%
桐壼6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはとにかく、元素の名前に「桐壺きりつぼ」「箒木ははきぎ」などというのをつけてひとりで喜んでいる変わった男も若干はあってもおもしろいではないかと思うことがある。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
兵部卿ひょうぶきょうの宮は時が時であったから苦しくお思いになって、桐壺きりつぼ宿直とのい所へおいでになり、手紙を書いて宇治へお送りになったあとも
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
子爵ししやくきみ最愛さいあいのおもひものなど、桐壼きりつぼ更衣かういめかしきがたなるが、此奧方このおくがたねたみつよさに、可惜あたらはなざかり肺病はいびやうにでもなりて、形見かたみとゞめし令孃ひめならんには、父君ちヽぎみあいいかばかりふかかるべきを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)