“きりいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切石62.5%
截石37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やれ嬉しやと切石きりいしを拾うて脇差のつかに打付け、たもとにあり合う綿に火を移し、枯枝にその火を掛けて焚火たきびをなし、またの枝を折って樹から樹を柱に、屋根をこしらえて雨露あめつゆしのぐの棲家すみかとなし
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
巴里パリイの道ももう此辺このへんはアスフワルトでもなければ切石きりいしを敷いた道でもない。清水の三年ざか程の勾配をのぼる靴はかなり迷惑な土ぼこりを身体からだに上げる。八月の中頃であるからだ暑さも一通ひととほりではない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
今廢道同樣の運命になつて、花崗石みかげいし截石きりいしや材木が處狹きまで積まれて、その石や木の間から、尺もある雜草が離々りゝとして生ひ亂れて居る。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)