“きょうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凶兆77.8%
凶徴11.1%
狭長11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よるになると間もなく、板倉佐渡守から急な使があって、早速来るようにと云う沙汰が、凶兆きょうちょうのように彼をおびやかしたからである。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「待てまて、たずねることがあらば、なんでも答えるほどに、その層雲そううんくずれの凶兆きょうちょうふうじる秘法をおしえてくれ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ざんねんながら、富岳ふがくの一天に凶兆きょうちょうれきれき、もはや、死か離散かの、二よりないようにぞんぜられまする」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「こよいは星の光いとほがらかなのに、いま天文を仰ぎ見るに、太白星たいはくせいをつらぬいて、一道の妖霧ようむがかかっている。これ兵変のある凶兆きょうちょうである」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もし誰か、燈火占とうかうらないをなすものがいて、この夜の灯に対していたら、すでに何かの凶兆きょうちょうが、夜霧のかさ丁子ちょうじの明暗にも、うらなわれていたかも知れない。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は不意に空気の中から、黒い音のような凶徴きょうちょうを感じ出した。彼は急いでバルコオンを降りていった。向うの廊下から妻の母が急いで来た。二人は顔も動かさずに黙って両方へ擦れ違った。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)
くき鱗茎りんけい、すなわち球根から一本でて直立し、狭長きょうちょうな葉がたくさんそれに互生ごせいしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それは葉が狭長きょうちょうだからである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)