“きょうおく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胸臆90.9%
狭屋9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北固山はそう韓世忠かんせいちゅう兵を伏せて、おおいきん兀朮ごつじゅつを破るのところたり。其詩またおもう可きなり劉文りゅうぶん貞公ていこうの墓を詠ずるの詩は、ただちに自己の胸臆きょうおくぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と云うのは、こゝで彼の胸臆きょうおくに長いあいだ眠っていた女首へのあこがれが、急に明瞭めいりょうな形を取って眼ざめたのである。
しかるに荷物の整理いまだそのちょかざるを以て、観測所のかたわらの狭屋きょうおくに立場もなきほど散乱したる荷物を解き、整理を急ぐといえども、炊事すいじす暇だになければ