“きょうおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キョウオウ
語句割合
饗応93.0%
胸奥5.3%
龔旺0.9%
郷往0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
饗応きょうおうしたり、座敷のお取りもちをする者もはかばかしい者がいないであろう、中将は今日はお客側のお供で来ていられるだろうから
源氏物語:29 行幸 (新字新仮名) / 紫式部(著)
何となれば、こちらの世界では交通は物のかずでなく、離れていても、立派に相互の胸奥きょうおうつたえることができるからである。強いてこの法則を破ることは、いたずらに不幸の種子であり、進歩の敵である。
しかも、部下には中箭虎ちゅうせんこ丁得孫ていとくそん花項虎かこうこ龔旺きょうおうなどという猛者もさもいて、あたるべからざる勢い。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵将、没羽箭ぼつうせん張清ちょうせいは、はや決死のかくごだったとみえる。たのみにしていた両翼の龔旺きょうおう丁得孫ていとくそんのふたりはすでにられていた。——のみならず賊軍の数は倍加している。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その心志の周旋するところ、日夜の郷往きょうおうするところ、その死してのち数十年、しかもその物、具存して、体魄たいはくりんより、気のるところを知る。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)