“きゅうう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
久雨50.0%
急雨50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久雨きゅううなおまず軽寒腹痛を催す。夜に入つて風あり燈を吹くも夢成らず。そゞろにおもふ。雨のふる夜はたゞしん/\と心さびしき寝屋ねやの内、これ江戸の俗謡なり。一夜不眠孤客耳。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「何をいかるやいかの——にわかげきする数千突如とつじょとして山くずれ落つ鵯越ひよどりごえ逆落さかおとし、四絃しげんはし撥音ばちおと急雨きゅううの如く、あっと思う間もなく身は悲壮ひそう渦中かちゅうきこまれた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)