“きまじめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生真面目91.7%
生眞面目5.6%
生眞目1.4%
生真面1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらは皆、おそるべく勤勉であり、おそるべく生真面目きまじめであった。かれらに、それは友だちのいないせいだったかもしれない。
煙突 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
巡査じゆんさいつぷく點火つけてマツチを義母おつかさんかへすと義母おつかさん生眞面目きまじめかほをして、それをうけ取つて自身じしん煙草たばこいはじめた。べつ海洋かいやう絶景ぜつけいながめやうともせられない。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
やがて暗くなつて行く樂屋を見捨てて小屋の外へ出ると、そこに待つてゐたのは道化の權八の、これも白粉を落し、鼻の下の青黛せいたいを洗つた、淺黒い生眞目きまじめな顏です。
ひどい莫連に向うか生真面きまじめに向うか、どうせ中途半端ではすみそうもない、危い瀬戸際にあるようだった。
死の前後 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)