“かたやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片闇50.0%
方暗25.0%
片暗夜25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板塀の片闇かたやみをおびやかすほどに押重なっている。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その方暗かたやみなかに、おせんのこえは低くふるえた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
引手ひきて馬方うまかたもない畜生ちくしやうが、あの大地震おほぢしんにもちゞまない、ながつらして、のそり/\と、大八車だいはちぐるまのしたゝかなやつを、たそがれのへい片暗夜かたやみに、ひともなげにいてしてる。重荷おもにづけとはこのことだ。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)