“おやおも”の漢字の書き方と例文
語句割合
親思100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とみと云るが姉妹はらから共に心操こゝろばえやさしく何處となくひんよき生質うまれつきなれば如何なる貴人きにんの娘といふともはづかしからずかゝる在所には珍しき者にて殊に兩人ふたりとも親思おやおもひの孝行かうかう者なればいまちゝ十兵衞が年貢ねんぐの金に差詰さしつまり身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おじいさんは、それらの文字もじににじむ、親思おやおもいのじょうをうれしく、ありがたくかんじ、手紙てがみをいただくようにして、また仏壇ぶつだんのひきだしへしまいました。
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この親思おやおもいものが、あんなにおおきなつみをおかしましたのは、あくまのしわざでございましょうか、いまさらなげきかなしんでも、もはや、とりかえしのつくことではございません。