“おつくふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
億劫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ころ醫者いしやでさへそれをどうすることも出來できなかつた。加之それのみでなくかれ醫者いしやぶことが億劫おつくふで、大事だいじ生命いのちといふことをかんがへることさへこゝろいとまたなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
級数的に入浴が面倒で億劫おつくふになり、さては、爪垢がたまつて、肌はじとじとしはじめ、鼻わきからあごにかけててらてらと油は浮くし、目脂めやにはたまり放題、鼻糞は真黒にかたまつてゐる
大凶の籤 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)