“おおいちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大銀杏91.3%
大公孫樹8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その金ピカの奴が、向うの大銀杏おおいちょうの根元の空ろの中へ這入って行くのを見た。賊はそこから大仏の真下まで十間程トンネルを掘りさえすればよかったのだ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
じいさま、あの大銀杏おおいちょうならばわたくし生前せいぜんによくぞんじてります。うぞこれからあそこへおくださいませ……。一その大銀杏おおいちょうせいもうすのにってうございます。
また浅草の観音堂の後にある大公孫樹おおいちょうは、源頼朝がさして行ったお箸から、芽を出して成長したものだといういい伝えもありました。(大日本老樹名木誌。東京市浅草公園)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これからね。多分大公孫樹おおいちょうの向うの、境内けいだいのはずれのところであったかと思うが、僕はいつぞや、観相の看板を出した家を見たことがあったよ。あそこへ行こう。ちょっと手相を