“えいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エイカン
語句割合
叡感36.4%
永観18.2%
栄冠9.1%
瓔冠9.1%
英艦9.1%
詠巻9.1%
鋭感9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叡感えいかんのあまり薬師三尊を鋳造されたと伝えられているのである。皇后は後の持統じとう天皇である。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
梶岡ノ入道永観えいかんは、もう隠居の法体ほったいだが、長年にも頭の上がらない人だった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたたび起こる喝采かっさいの声! かくてM大尉エムたいいは第一等の栄冠えいかんて、予定通りわが日本のために万丈ばんじょう気炎きえんをはきました。
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
瓔冠えいかんや腕環や髪飾かみかざりなどがどうであるにしても、また貞観の刀法がところどころに現われているにしても、それだけで決定的に時代をきめるわけには行くまい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
いきのいい海戦かいせんを見物したいものと思い、英国海軍省に対し、ドーヴァ、ダンジネル、ハリッチの三根拠地のいずれかにて、英艦えいかんに乗込みたきむね要請ようせいしたのであるが
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
参籠さんろうの歌会であるから、詠巻えいかんは愛宕権現に納められたはずで、本来この巻は世に伝わりそうなものであるが、本能寺変の後、秀吉から吟味をうけた紹巴が、これを愛宕から取り出して
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄蕃允はむくと身をもたげた。——なにかが、ふと鋭感えいかんな彼の緊張をゆり起したものらしく
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)