“うゑこみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
植込75.0%
剪栽12.5%
栽込12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いへ間數まかず三疊敷さんでふじき玄關げんくわんまでをれて五間いつま手狹てぜまなれども北南きたみなみふきとほしの風入かぜいりよく、には廣々ひろ/″\として植込うゑこみ木立こだちしげければ、なつ住居すまゐにうつてつけとえて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その富豪かねもちも皮肉哲学者に、自家の邸宅やしきを自慢したいばかりに、飾り立てた客室きやくまから、数寄すきを凝らした剪栽うゑこみの隅々まで案内してみせた。
中町の通では刈込んだ綺麗な垣、槇や檜の多い栽込うゑこみの中の木犀のかをり、そこから見た富士の姿は、東京でも多く他に見ることが出来ないやうな美しさを備へてゐた。
紅葉山人訪問記 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)