“うえこみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
植込93.3%
植籠6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関の前には大きな蘇鉄そてつを植えた円形の植込うえこみがあった。電燈の燈がのこぎりの歯のようなその葉に明るくしていた。二台の自動車がその左側に置いてあった。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
庭の植込うえこみのなかに淡い柱灯がともっていた。凸凹をなした庭の窪みに、小石を敷いた大きな空池があって、風に揺ぐ植込の茂みの間に、ちらちら見えていた。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そうして植籠うえこみの蔭で蚊にされるのを忍びながら、立聴きするを怠らなかった。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)