“うもれぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
埋木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をかしかるべき空蝉うつせみのとものにして今歳ことし十九ねんてんのなせる麗質れいしつ、をしや埋木うもれぎはるまたぬに、青柳あをやぎいとのみきゝても姿すがたしのばるゝやさしの人品ひとがら
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
またある時松島にて重さ十斤ばかりの埋木うもれぎの板をもらひて、かろうじて白石の駅に持出でしが、長途のつかれ堪ふべくもあらずと、旅舎に置きて帰りたりとぞ。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
世に埋木うもれぎの花咲く事もなかりし我れ、はからずも御恩の萬一を報ゆるの機會に遇ひしこそ、息ある内の面目なれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)