“いぶかしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不審氣50.0%
不審気50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熟々つく/″\見ていと不審氣いぶかしげにお前はもしや藤崎道十郎殿の御子息しそくの道之助殿では御座らぬかといふこゑ聞て後家のお光は心うれしく夫の名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何某なにがし不審氣いぶかしげ跪坐ついゐたるに、幼君えうくん
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
捨子々々と毎度言罵いひのゝしるは何故にやと不審氣いぶかしげたづねられ久左衞門夫婦は顏見合せ暫時しばしもくして居たりしがなみだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「ほほウ、これはおかしい」女史は自分の乳房を着物の上からギュッと握りしめて不審気いぶかしげであった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
言いながら不審気いぶかしげな味噌松を先に、藤吉はがらりと勝手の腰高こしだかを開けた。