不審氣いぶかしげ)” の例文
新字:不審気
熟々つく/″\見ていと不審氣いぶかしげにお前はもしや藤崎道十郎殿の御子息しそくの道之助殿では御座らぬかといふこゑ聞て後家のお光は心うれしく夫の名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何某なにがし不審氣いぶかしげ跪坐ついゐたるに、幼君えうくん
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
捨子々々と毎度言罵いひのゝしるは何故にやと不審氣いぶかしげたづねられ久左衞門夫婦は顏見合せ暫時しばしもくして居たりしがなみだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)