“いぬねこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
犬猫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、この、物理の懊悩おうのうと、天体の憂患と、犬猫いぬねこ狼狽ろうばいと、人知の粉砕のすぐあとに来たものは、ふたたび天地の整頓せいとんであり、その謳歌おうかであり、ひまわりサン・フラワーどもの太陽への合唱隊だった。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
暫時しばしがほどもまじはりし社會しやくわいゆめ天上てんじやうあそべるとおなじく、いまさらにおもひやるもほどとほし、櫻町家さくらまちけ一年いちねん幾度いくど出替でがはり、小間使こまづかひといへばひとらしけれど御寵愛ごちようあいには犬猫いぬねこ御膝おひざをけがすものぞかし。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)