“いっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一渓33.3%
一傾16.7%
一径16.7%
一畦16.7%
一頃16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これはおめずらしい。一渓いっけい老ではありませんか。いつも壮者をしのぐばかりなお元気。きょうは京都からお登りでしたか。何か、御遊山のお連れとでも?」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
針のように眼を細めていう。なぜかこの眼の前にはあざむけないものを感じさせられる。曲直瀬道三まなせどうさん、名は正盛まさもりあざな一渓いっけい。当代かくれのない名医であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち、「彼が年齢は何歳なるか、一傾いっけいを十年とし、乙某または丙某が方へ御傾き下され」というとき、目的の人三十代なれば三傾し、五十代なれば五傾すべし。
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
一径いっけいたがい紆直うちょくし、茅棘ぼうきょくまたすでしげし、という句がありまするから、曲がりくねった細径ほそみちかやいばらを分けて、むぐり込むのです。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
麦の青いはたのところどころに黄いろい菜の花の一畦いっけいが交った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
されば林とても数里にわたるものなくいな、おそらく一里にわたるものもあるまい、畑とても一眸いちぼう数里に続くものはなく一座の林の周囲は畑、一頃いっけいの畑の三方は林、というような具合で、農家がその間に散在してさらにこれを分割している。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)