“あやしく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怪敷50.0%
恠敷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺し金百兩奪ひ取りしとて御所刑おしおきに成しとの噂を聞權三助十の兩人は怪敷あやしく思ひ橋本町八右衞門たなにも駕籠屋かごや仲間なかまる故彦兵衞が樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あらひ居る者あるに付能々よく/\見るに同長屋の勘太郎と申者なれば怪敷あやしくおもひながら空知そしらふりに罷在し所右の勘太郎きふに二三十兩掛て造作ざうさくを致し道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
願度依て推參致せりとの言葉の端々はし/″\いまだ十五歳の若年者じやくねんものには怪敷あやしく思へども又名奉行大岡樣の御吟味に間違まちがひのあるべき樣なし由無事よしなきことを訴へ其許迄そのもとまで御咎おとがめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
みだりに勅命抔と申触まうしふらし在々農民を党類に引入候類も有之哉これあるやに相聞き、今般御上洛被仰出折柄難捨置おほせいださるるをりからすておきがたく、依之已来いらい御料私領村々申合せ置き、帯刀いたし居候とも、浪人ていにて恠敷あやしく見受候分は無用捨ようしやなく召捕り
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)