“あめつゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
雨露100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手荷物てにもつにしてのみゆかしき妻戀坂下つまこひざかした同朋町どうぼうちやうといふところ親子おやこ三人みたり雨露あめつゆしのぐばかりのいへりてからひざをばれたりけり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「いえいえ、雨露あめつゆさえしのげばけっこうです。布団ふとんなんぞの心配しんぱいはいりませんから、どうぞおめなすってください。」
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
せめて雨露あめつゆをしのぐところはないかと探してみると、渚から五町ほど東になったところに、高さ六尺ばかり、幅七、八尺の岩穴を二つ見つけたので
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)