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あひこゝろえ
賞して傳吉は領主より
相當の
恩賞あるべき
旨別段遠江守へ仰せ付らるゝ間此旨留守居へ
相心得よと申渡す
種々難題申付
朝暮折檻仕つり
責殺さん覺悟と相見え候間私し共心配仕つり候處
彌々藤五郎兄弟を
亡ひ候べき
内談を
腰元島と申者聞
知り是を私し共に知らせ候により嘉川家一大事と
相心得右
島を
も此席へ召れて中納言樣の
仰に芝八山に旅宿致さるゝ天一
身分再吟味の
儀今日より越前に
任すとの上意なれば一同左樣に心得られよ
取分予が申渡すは天一身分吟味中越前が申す事は予が
言葉と心得られよ越前も又
左樣相心得心を