“あとめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
跡目77.8%
後愛5.6%
後継5.6%
継目5.6%
遺跡5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて情けの種を宿した場合に生まれた子が女なら島へ留めて跡目あとめ相続、男だったら父の在所へ送致する(ここギリシア伝説混入)
しろがねの恩賜の時計、かしこむやその子秘めにき。秒かず死ぬまででぬ。子が死にてかなしき時計、形見よと、父は後愛あとめで、命よと、いとほしと、日も夜も持ちき。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「老師がお亡くなりになった今日こんにち、必然的に後継あとめの問題が起こっておるであろう。イヤ、身どもが萩乃どのとひとこと話しさえすれば……」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
養子に貰いたいと思うのであります。私の家族は無人でありまして、継目あとめ相続するものを捜していたのであります。幸、私の娘も本年高等鰌学校を
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
夜になると、そのおれのはいった鎧櫃が、道場の正面へかつぎ出されて、その前で遺跡あとめ相続のかためが始まったのだ。道場のあるじに直ろうとしているのは言うまでもなく峰丹波
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)