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『正夢』
ふりがな文庫
『
正夢
(
まさゆめ
)
』
昔、ある街の町外れで大勢の乞食が集まって日なたぼっこしながら話しをしておりましたが、その中で一人の若い乞食が大きな声を出して申しました。 「おい、皆聞け。俺が昨夜他家の軒下で寝ていると、白い着物を着た人が来て、俺について来いと云った。おれは …
著者
萠円
著者
夢野久作
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「九州日報」1919(大正8)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鏤
(
は
)
限
(
きり
)
出
(
い
)
憤
(
おこ
)
直
(
すぐ
)
此奴
(
こやつ
)
擲
(
なぐ
)
地面
(
じべた
)
否
(
いや
)
児
(
こ
)
他家
(
よそ
)
体
(
てい
)
身体
(
からだ
)
跛
(
びっこ
)
縋
(
すが
)
禿頭
(
はげあたま
)
何卒
(
どうぞ
)
生命
(
いのち
)
昨夜
(
ゆうべ
)
吝
(
けち
)
指環
(
ゆびわ
)
中
(
うち
)
従
(
つ
)
屹度
(
きっと
)
家
(
うち
)