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『私は姉さん思い出す』
ふりがな文庫
『
私は姉さん思い出す
(
わたしはねえさんおもいだす
)
』
花によう似た姿をば、 なんの花かと問われると すぐには返答に困るけど。 ただ微笑みてものいわず、 うす青白き夢の世に、 いまは幻と浮かぶかな。 花にいろいろあるけれど、 燃える紅い花でない。 冷たい白い花でない。 夏はまだ浅く、色淡く、 紫 …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「おとぎの世界」1919(大正8)年7月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
返答
(
へんと
)
青白
(
あおしろ
)
冷
(
つめ
)
出
(
だ
)
淡
(
あわ
)
微笑
(
ほほえ
)
花
(
はな
)
色
(
いろ
)
紅
(
あか
)
私
(
わたし
)
白
(
しろ
)
燃
(
も
)
浮
(
う
)
浅
(
あさ
)
思
(
おも
)
世
(
よ
)
幻
(
まぼろし
)
姿
(
すがた
)
姉
(
ねえ
)
夢
(
ゆめ
)
夏
(
なつ
)
困
(
こま
)
問
(
と
)
咲
(
さ
)
似
(
に
)