樅ノ木は残ったもみノきはのこった04 第四部04 だいよんぶ
甲斐が「席次争い」の騒ぎを知ったのは、矢崎舎人の裁きがあって、十日ほど経ったのちのことであった。 それまでにも、甲斐には辛いことが続いていた。おと年(寛文五年)の夏、塩沢丹三郎が毒死し、去年の正月には茂庭周防に死なれた。周防が寝ついていた百 …
作品に特徴的な語句
じゅう 宿じゅく じょ しょく かち れい 正直せいちょく とど くう はず 小人しょうにん かみ どき びき 気違きちげ あた 目見めみえ 木幡きはた 曽孫ひごまご 祖母ばば たて いら めん つの むすめ くびす はさ かみ 煎鳥いりどり 河岸がし 白痴こけ 案内あない 直截ちょくさい くら あら のん くら 施与せよ たつ さら 紊乱ぶんらん つか 押籠おしこめ 扶持ぶち 老耄ろうもう 後手ごて 菖蒲しょうぶ 宿しゅく かなめ たず うわさ 大喝たいかつ つつみ 諍闘そうとう 護立もりた まかない たい くち はずかし つか そむ いと 酒壜さかびん かたく 音締ねじ 馬代ばだい 饒舌じょうぜつ 下知げじ いたわ にわ とく 饒舌しゃべ みだ 紅葉もみじ ただ 精悍せいかん 米谷まいや くじ 籠絡ろうらく 籃中びく 端午たんご わざわい まれ かせ 駕籠かご 立流たちなが 首途かどで 竪皺たてじわ 饗応きょうおう しの
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