“下知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げち53.7%
げじ29.6%
げぢ14.8%
したし1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利益に眩み上を畏れず下知げちを犯したは不届というので蔦屋は身上半減で闕所、京伝は手錠五十日と云う大きな灸をすえられたのである。
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
時に加納郷左衞門、尾關忠兵衞兩士領主の下知げじに應じて召連鳥取に入(伯耆民談。然れども此事後に見る事なし。如何なるるやらん。)
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
のぶなが公おんみずから京極つぶら尾というところへおのぼりになってそうぐんぜいに下知げぢをなされ、ひらぜめにせめおとせとおっしゃいましたので、えい、えい、おう、と
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ときはいまあめ下知したし五月さつきかな
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)