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首途
ふりがな文庫
“首途”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かどで
96.4%
かどいで
3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かどで
(逆引き)
そして何となく
首途
(
かどで
)
らしい感慨に打たれて、危ふく熱くなりかゝつた瞼を抑へながら、かうなる迄の自分の位置を默想し始めた。——
受験生の手記
(旧字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
その時こそは下宿や渡世もやめさせまして、かつては母子の
首途
(
かどで
)
を笑ひてし故郷人に、方様のお名を誇らばやなど、心構へし折も折。
葛のうら葉
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
首途(かどで)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かどいで
(逆引き)
目を
擦
(
こす
)
り、目を
睜
(
みは
)
り、目を
拭
(
ぬぐ
)
いいる客僧に立別れて、やがて
静々
(
しずしず
)
——
狗
(
いぬ
)
の顔した腰元が、ばたばたと
前
(
さき
)
へ立ち、炎燃ゆ、と
緋
(
ひ
)
のちらめく袖口で音なく開けた——雨戸に
鏤
(
ちりば
)
む星の
首途
(
かどいで
)
。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
煩惱
(
ぼんなう
)
盡きし朝に遇ひて、今日を
捨身
(
しやしん
)
の
首途
(
かどいで
)
や
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
首途(かどいで)の例文をもっと
(2作品)
見る
“首途”の意味
《名詞》
出立すること。旅立ち。門出。
(出典:Wiktionary)
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“首”で始まる語句
首
首肯
首尾
首級
首領
首垂
首魁
首筋
首縊
首枷
“首途”のふりがなが多い著者
押川春浪
清水紫琴
加能作次郎
久米正雄
与謝野寛
壺井栄
内田魯庵
林不忘
島崎藤村
甲賀三郎