“鼓(う)” の例文
加うるに、ここ両三年は豊作がつづき、官の工役には皆すすんで働くし、老幼腹を鼓(う)って楽しむというような微笑ましい風景が田園の随処に見られた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひくひくと鼓(う)つおんみの心の臓に、啜り泣くおんみの心の臓に、血を噴き上ぐるおんみの心の臓に、奇術師の無感覚もて七本ながら立てゝしまふでござりませう。
あゝ人間の愚(おろか)なる心勞(こゝろづかひ)よ、汝をして翼を鼓(う)ちて下らしむるは、そも/\いかに誤り多き推理ぞや 一—三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)