トップ
>
黄禍論
>
こうかろん
ふりがな文庫
“
黄禍論
(
こうかろん
)” の例文
黄人
(
こうじん
)
の私をして白人の
黄禍論
(
こうかろん
)
を信ぜしめる間は、君らは
須
(
すべから
)
く妻を
叱咜
(
しった
)
し子を
虐
(
しいた
)
げ
太白
(
たいはく
)
を挙げてしかして帝国万歳を
三呼
(
さんこ
)
なさい。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これが
黄禍論
(
こうかろん
)
の起った根本である。東洋の悪魔征伐の名の
下
(
もと
)
に正直なる露帝を、独帝の悪魔が誘惑して東洋に送らした。その時に白人を代表して日本を征伐すると言った。
吾人の文明運動
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
カイゼルが民族的感情を
煽
(
あお
)
るために
黄禍論
(
こうかろん
)
を提唱するの妄挙を為すに至るのも、やはり彼をしてかかる民族的僻見に陥らしむべき歴史的因縁が存在してこれに至ったもので、民族の相異なる
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
彼は時には根も葉も無き
黄禍論
(
こうかろん
)
をまで世界に流布して、新興国の我が日本をばその勢力未だ大いに張らざるの時にこれを暴圧せんと欲した。その為すところは
宛然
(
えんぜん
)
かの戦国策士の亜流であった。
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
これがかつて
黄禍論
(
こうかろん
)
となったのであるが、今度は白禍論だ(拍手)。
平和事業の将来
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
“黄禍論”の解説
黄禍論(こうかろん、おうかろん、de: Gelbe Gefahr、en: Yellow Peril)とは、19世紀後半から20世紀前半にかけてヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアなどの欧米国家において現れた、日本人脅威論。人種差別の一種とされる。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
禍
常用漢字
中学
部首:⽰
13画
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“黄”で始まる語句
黄昏
黄金
黄
黄色
黄金色
黄楊
黄泉
黄葉
黄昏時
黄八丈