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鹿柴
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ろくさい
ふりがな文庫
“
鹿柴
(
ろくさい
)” の例文
戻ろうとしたのは、やたらに
鹿柴
(
ろくさい
)
みたいな枯れ木や竹が道をふさいでいたからだった。ところが、ちょいとまごつくと、縄やら何やらがすぐ足を取る。大酔していたせいもあろう。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが一八一五年六月十八日の夜におけるその道路のありさまであった。血はニヴェルの大道の上まで流れてきて、その大道をふさいでいる
鹿柴
(
ろくさい
)
の前に大きな池をなしてあふれていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
わが兵士きて
鹿柴
(
ろくさい
)
を立つるなり人の国なる
瀋陽
(
しんやう
)
の市
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
フランス軍は、壁の後ろや納屋の上や
窖
(
あなぐら
)
の下など四方から、窓や風窓や石のすき間などを通して射撃されたので、
鹿柴
(
ろくさい
)
を持ってきて壁や敵に火を放った。
霰弾
(
さんだん
)
は火炎をもって応戦された。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
けれと高倉山と上月城との間の谷々には、柵を植え、
鹿柴
(
ろくさい
)
を
連
(
つら
)
ね、
塹壕
(
ざんごう
)
や堀など、あらゆる防禦線が造られていて、それは一歩たりと向うの峰へ取りつく
術
(
すべ
)
もないまでに
構築
(
こうちく
)
されていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
“鹿”で始まる語句
鹿
鹿爪
鹿島
鹿毛
鹿角
鹿鳴館
鹿垣
鹿子
鹿沼
鹿島灘