“鳴通”の読み方と例文
読み方割合
なりとお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬籠ふゆごもりの窓がいて、のきひさしの雪がこいがれると、北風に轟々ごうごう鳴通なりとおした荒海の浪のひびきも、春風の音にかわって、梅、桜、椿つばき山吹やまぶき、桃もすもも一斉いちどきに開いて、女たちのまゆ、唇
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)