トップ
>
鬱込
ふりがな文庫
“鬱込”の読み方と例文
読み方
割合
ふさぎこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふさぎこ
(逆引き)
鬱込
(
ふさぎこ
)
んでいらっしゃるから、貴方の氏神様もおんなじ、天神様へおまいりをなさいまし、私も一所にッて、とても
不可
(
いけ
)
ないと思って
強請
(
ねだ
)
ったら、こうして連れて来てくれたんですもの。
湯島の境内
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いやそれ処か、親元身受にして前借金を片付ける時、芸者時分の着物は大方
抱主
(
かかえぬし
)
に引渡してしまった処から、この冬には早速外出の衣裳にも困るわけである。お千代はすっかり
鬱込
(
ふさぎこ
)
んでしまった。
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
手前も
胡坐
(
あぐら
)
を
掻
(
か
)
いて、火をほじりほじり、
仔細
(
しさい
)
を聞きましても、何も言わずに、
恍惚
(
うっとり
)
したように
鬱込
(
ふさぎこ
)
みまして、あの可愛げに
掻合
(
かきあわ
)
せた美しい襟に、白う、そのふっくらとした
顋
(
あご
)
を
附着
(
くッつ
)
けて
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬱込(ふさぎこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“鬱”で始まる語句
鬱
鬱陶
鬱蒼
鬱憤
鬱々
鬱金
鬱勃
鬱積
鬱屈
鬱然
“鬱込”のふりがなが多い著者
永井荷風
泉鏡花