高資たかすけ)” の例文
それに内管領うちかんれいの長崎高資たかすけらとの暗闘がもつれて、幕府のうちでも今や、ささえ難い自解の物音を、世上へ隠していたのだった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
補佐する高資たかすけに至っては——長崎高資に至っては、貪慾どんよくにして苛察かさつの小人、賄賂をむさぼり訴訟を決し、私情をもって人事を行い、ひたすら威服をほしいままにす。……人心北条氏を離れおるぞ!
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
内管領の長崎高資たかすけをはじめ、多くは北条家の親族といってよい。北条仲時、茂時、名越、安達、金沢父子、普恩寺入道ふおんじのにゅうどう、または赤橋守時といった風に。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それなん鎌倉の執権高時の内管領、長崎円喜えんきの子、左衛門尉さえもんのじょう高資たかすけと申す者よ。うそでない証拠も見しょう。きのう今日、蝦夷の津軽から兵乱の飛報が都に入っておる。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)