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高値
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こうじき
ふりがな文庫
“
高値
(
こうじき
)” の例文
おれの青梅と眼がついたな、あの
金襴
(
きんらん
)
織りの守り袋からだよ。ありゃ
青梅
(
おうめ
)
金襴といってな、ここの宿でなきゃできねえ
高値
(
こうじき
)
なしろものさ。
右門捕物帖:15 京人形大尽
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
『薬はまだ伸びない。なにしろ火鉢の火が
微
(
かすか
)
だからな。いくら
諸式
(
しょしき
)
高値
(
こうじき
)
でも、こゝの店は随分倹約だぞ。まるで蛍のやうな
火種
(
ひだね
)
しか無いのだからな。』
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「諸君、二円五十銭じゃ言うたんじゃ、
可
(
え
)
えか、諸君、熊手屋が。露店の売品の
値価
(
ねだん
)
にしては、いささか
高値
(
こうじき
)
じゃ思わるるじゃろうが、西洋の話じゃ、で、分るじゃろう。二円五十銭、可えか、諸君。」
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
勿論、ほかに奉公人もあるが、
高値
(
こうじき
)
の売り物をかかえて武家屋敷へ出向くのであるから、主人自身がゆくことにして、喜右衛門は日の暮れるのを待っていた。
半七捕物帳:41 一つ目小僧
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一匁いくらというような
高値
(
こうじき
)
なおいらのからだが、そうたやすくぽうっとなってたまるけえ。
右門捕物帖:28 お蘭しごきの秘密
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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おれのむっつり虫は、一匹いくらという
高値
(
こうじき
)
なしろものなんだ。気味のわるいところをお目にかけてやるから、てめえのその二束三文のおしゃべり虫ゃ油で殺して、黙ってついてきな。
右門捕物帖:24 のろいのわら人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
値
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高尚
高麗
高野
高原
高嶺
高山
高邁