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馴養
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じゅんよう
ふりがな文庫
“
馴養
(
じゅんよう
)” の例文
人知によって
馴養
(
じゅんよう
)
され類別され冷やかに定列された世界の
傍
(
かたわ
)
らにもち出すと、それは粗野な動物界であり、自由な音響の世界である。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
『史記』の匈奴列伝に、匈奴の先祖が、馬と驢のほかに、多少の野生種を
馴養
(
じゅんよう
)
した記事あるは上に引いた。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
故に彼は慰撫
馴養
(
じゅんよう
)
、あたかも
驕児
(
きょうじ
)
を遇する如く、その厄介をなさしめざらんと欲せり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
その動物性は、幾世紀もの文明によって
馴養
(
じゅんよう
)
され、
檻
(
おり
)
の中のみじめな
獅子
(
しし
)
ほどに愚鈍にされてはいるが、それでもやはり
餌食
(
えじき
)
にあこがれている。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
しかれども林園のうちを高飛朗吟せしめんと欲せば、必ずまずこの窮屈なる籠中の苦を忍受せしめざるべからず。しからざれば決してその性をして
馴養
(
じゅんよう
)
せしむることあたわざるなり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
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そういう生活の実例は彼を
馴養
(
じゅんよう
)
していった。彼はオリヴィエにたいして激しい情愛を感じていた。そして彼の抑圧された情熱は、騒々しい夢想となって
跳
(
は
)
ね上がった。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
クリストフは勝手に
馴養
(
じゅんよう
)
されるような人間ではなかった。
ジャン・クリストフ:10 第八巻 女友達
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
養
常用漢字
小4
部首:⾷
15画
“馴”で始まる語句
馴染
馴
馴々
馴致
馴鹿
馴合
馴染客
馴付
馴化
馴々敷