“じゅんよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
馴養100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その動物性は、幾世紀もの文明によって馴養じゅんようされ、おりの中のみじめな獅子ししほどに愚鈍にされてはいるが、それでもやはり餌食えじきにあこがれている。
しかれども林園のうちを高飛朗吟せしめんと欲せば、必ずまずこの窮屈なる籠中の苦を忍受せしめざるべからず。しからざれば決してその性をして馴養じゅんようせしむることあたわざるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そういう生活の実例は彼を馴養じゅんようしていった。彼はオリヴィエにたいして激しい情愛を感じていた。そして彼の抑圧された情熱は、騒々しい夢想となってね上がった。